2009年4月10日

ルーベの地獄絵図

先週のロンドに引き続き、やって参りました〜!

日曜日のルーベの天気が・・楽しみなことにぃ!なっていますよぉ、皆さぁ〜ん!降ってまえ〜!


我らが、別府選手、今春、これまでの(僕らの)鬱憤を晴らしてくれ〜!こんな姿になっても、かまやしな〜い!

ぼ〜ね〜ん!?か〜んちぇ〜!?ふ〜れちゃ〜!?と、ぽっつぁーと?

2009年4月9日

離礁

国土交通省のウォッチ図は大変重宝する政府のウェブサービスの一つで、僕自身とても助かっている。海での利用に関しても、満足度が高いんです。それは、ここにある地図は、例えばヤビジの離礁群が詳細に図示されているうえ、それぞれの離礁の名前も(ある程度)きちんと記されているなど、質は違えど海図のような情報量だから。ところが、地元を訪れた際、この離礁の名前について話をしたりすると、出るわ出るわ、地図の記されている以上の場所にも名前がわんさとあるというのだ。例えば、イケマとオオガミの間の比較的狭い海域にも沢山の名前を持つ離礁があるのだが、地図にはそのうちの幾つかしか記されていない。

寂しいことに、この離礁の名前というのは、地元でも一部のウミンチュにのみ伝わっているようで、例えば若くないウミンチュの頭には入っているのだが、そもそも後継者が少なく、さらにはその後継者には事細かな離礁の名前が継承されていないのだ。他方、ダイビング業者がダイビングポイントにブルーなんちゃら、ホワイトうんたら、なんて外国人に向かって説明するには恥ずかしい名前がわんさと付けられ、記録されつつある。こういった名付けには物語が無くていかん!おめぇらの頭にゃ色事しかないのくぁぁ!はぁ、はぁ、はぁ。

さて、以前の投稿で幾つかの、(何かが?)楽しそうな海域の大きさを比べたことがあったが、ケラマなどと比べヤビジは思った以上に、また船で廻ったこともあるがそのとき得た感覚と違い、狭い。ヤビジのような狭い範囲の其処此処に名前があるのなら、ナカグシクのような海域にはどれほどの名前がついてるのかと想像すると、わくわくする。現に、セキセイショウコでは、それこそヤビジのように名前がつけられていて、それはウミンチュにとっては商売としての意味を持ち、すなわち企業秘密でもあるのだそうだ。セキセイショウコの地図を作ってみたいと、資料を幾つか集めてみてはいるが、これは個人的に楽しむことにしている。ケラマやタラマの海に付けられた名前については、地元で紹介できるくらいは集めることができた。集められたのは、それぞれの地元が積極的に情報を集め、記録し、広めてもいるからで、地元が価値を認めているということだろう。これも、いつか此処で紹介したい。ナカグシク、どうした!

時代がすっかり変わってしまう前に、僅かとなった後継者の記憶から消えてしまう前に、いそいで海の住所録を作成しよう。

2009年4月7日

ミーカガン

ウチナーが誇る漁業技術の中でも、最も偉大で、かつ我々にも身近なものがこれだろう。イチマンのウミンチュ、玉城保太郎氏が5年の試行錯誤の後の1884年に世界で初めて発明した水中眼鏡の元祖-ミーカガン-だ。同じく島の偉大な漁業技術であるアギヤーにも欠かせない道具の一つである。

熱帯の海岸植物であるモンパノキ(wikipediaモンパノキにはミーカガンが紹介されている!)の幹を枠にして、眼の当る部分をくり抜き、空いた穴にガラスをはめ込み、同じく熱帯の海岸植物であるアダンの葉を蔓にしていたという。驚くほどの完成形。これが、水中眼鏡、いわゆるゴーグルの直系の先祖であるという話もあながち、と思ってしまう。ウチナーの澄んだ海も、この技術を生み出す背景にあったことは、これまたいい話。

20年くらい前までは、釣具屋さんはもちろん、小さな集落の共同売店でも普通に手に入った記憶があるが、今では実用としての生産-販売はされていないと聞く。イチマンの釣具屋さんでそう聞いて残念がっていたら、その数年後に街のわりと大きな釣具屋で売られていたのを見た。しかし、そこで「フィリピンからの輸入なんですよ」、お店の人が常連さんと話しているのを聞いてしまった。島では、年季の入ったミーカガンを掛けているウミンチュに会うことは、珍しいが無いことではない。しかし、実用として生産する人がいなくなってしまっては、もうこれは一般的な釣具の役目を終えてしまっているのかもしれない。実際、僕が小さな集落の共同売店で、ほぼ最後の実用ミーカガンを入手したのはおよそ7-8年前、それは街の大きな釣具屋さんの価格より安価(¥500)で、そのころからもう既にお土産物化が始まっていたんだと思う。そのころ遊びに来た友達は、まさにお土産としてミーカガンを買っていった。そのミーカガンは大切に保存されているだろうか、今や貴重な一品かもよ。

そう、お土産化した「フィリピンからの輸入」物は、価格が以前の倍以上(¥1,200-1,300)だった。ガク、いや、この技術が海を渡り東南アジアへ伝り、世界の技術となっているんだということを象徴する話で、大変喜ばしいのかも。

ナショナルジオグラフィックに紹介された、アンダマン海の驚異的な身体能力を持つあの海の民、彼らが身についているのは!

果たして。

お疲れ様でした、お世話になりました

永らくというか、ゼロからお世話になった老舗がこの3月をもって閉店しました。

僕は、この島にきてからというもの、ずっと、20年近く、このイサのシートピアでダイビングの道具を入手してきました。器材に関する技術が確かで、安心してメンテナンスをお願い出来ました。少し離れたところに量販店がありはすれど、何かを買うにせよ、器材のメンテナンスをするにせよ、ただの冷やかしにせよ、圧倒的にここを頼りにしていたのです。価格が良心的(過ぎたのかも)で、学生にとっても大変に助かる存在でした。何といっても、お店のおばちゃん、お兄さん、お姉さんとはお店に行く度、いろいろ教えてもらいました。海やダイビングのことにとどまらず、学校や会社、進路、家族、友達のことまで話をすることがありました。数少ない僕のお薦めショップだったんです。

地元のウミンチュを含め、ここを利用した多くの人が、同じような、いや、もっと濃い付き合いをしていただろうから、今はとっても名残惜しんでいることでしょう。
寂しい。

お疲れさまでした。直接伝えることができませんでしたが、お世話になりました、本当にありがとうございました。

2009年4月6日

あのプロコン、2チーム

数日前に紹介した、プロフェッショナル・コンチネンタルの2チームが、昨日のロンドで大活躍(に見えた)!ジャージの素敵なVacansoleilTopsport-Vlaanderen、それぞれ重要な局面での逃げにのり、世界にそのジャージの素晴らしさを見せ付けていました。

少なくとも、僕には。

いや、彼らの走りは力強く、確実に多くの人の印象に残ったと思います。チームの最高順位はTopsport-Vlaanderen25位、Vacansoleil8位!

時折映し出されるジャージに惚れ惚れしながら、結局映ったのは一瞬だけだった別府選手を探しながら、分からないなりに戦況の分析をしながら、ポッツァートのこれからのボーネンとの関係やプロトンでの行く末を案じながら、忙しく観戦しました。千ちゃんは隣で殆ど夢の中でしたが、一人、大満足の4時間でした。

2009年4月5日

バス停の名前は地図にはないことも-ツガ川・アダン川

このうちのアダンとは、ご存知熱帯〜亜熱帯地域で普通にみられる海岸植物の、あの葉っぱが棘だらけのアダンで間違いないと思うけど、それにしても、一般名称を地名に使うかね。そうして、ツガ、降参。

ただし、川とあるのは、カーのこと、井戸か湧き水のことだと思います。ここ、注意。漢字に、直すな〜!いや、もしかすると、川と書いてあっても地元ではツガカーとか、アダンガーとかって読んでるのだろうか?坂をビラと読むように、はい!、そう読ませる地名があるんです。

2009年4月4日

ジャージー


これ、良い!ちょっと、ASTANAカラーを彷彿とさせるかもしれないけれど。ヴァカンソレイルVacansoleil というチームのジャージです。

ちなみに自転車の特にレースの写真では、1枚目のような後ろから選手や自転車を捉えているといった構図がお気に入り。ダンシングしていたらなおのこと。

ちょいと、調べてみました。今年からプロフェショナル・コンチネンタルチームになったオランダのサイクリングチームでした。メインスポンサーのVacansoleilは自動車でのキャンピングを得意とする旅行代理店?セカンドが、チームのバイクフレームも供給しているBatavusだそうです。

僕が名前を聞いたことのあるこのチームの選手は、バルロにいたというバーデン・クックとスキルからロッテルリー(この人の放出、スキル、惜しいことをしてる)くらいです。他にも、有名どころのチームからはRabobankやQuick Step、Silence-Lotto、そんで同じくプロフェショナル・コンチネンタルチームのTopsport-Vlaanderenからも選手がきているそうです。今後チームジャージが買えることを夢見て、応援しよう。

なんか、総じてプロフェッショナル・コンチネンタルチームのジャージを欲しいなと思うことの方が多いなぁ、Vacansoleilしかり、Topsport-Vlaanderenしかり。

2009年4月3日

バス停の名前は地図にはないことも-ニカガリ

ナベ山とか、学校前というのは、だいたい地元のみに通用するような地名というか場所の名前だよね〜。もしくは、イケマの人も、あ〜、学校前はニカガリの次だよ、なんて分かってたりするのでしょうか?ナベ山も鍋のような形をした山、ではなく?。実際の意味は確認しておいたほうが良いかもしれない。

もしかすると、わざわざ漢字にしないのは、もしかするんですよ。

ところで、地元での発音はニカガリはニキャギャリが正確だったかも。んで、リはイの口でウと発音する、なんていうようなこともあり得ます(今度の機会に是非紹介したいです)。

2009年4月2日

ロンド

この春、兵庫では「Ronde van Vlaahanshin」ってのが、開催されるんだそうです。あのRaphaの企画で。
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「シューズカバー、スリー・クォーター、そしてヘルメットの下にはキャップ。雨と強烈な横風にあおられ絞られた集団を居場所とし、フランドル、ルーベ、アルデンヌを走り抜く。そして彼らは春に開花できるようパヴェとミュールをひたすら走る」

華やかなグランツールとは対照的にラフでタフでハードな春のクラシック。峠を知るべくグランツールに対して、一つ一つのコーナーからラインまでを頭ではなく身体が知っておく必要がある。凍り付く風とパヴェにかき回された脳みそはここでは働かない。戦略関係無しにこれほど正直に強さが結果に表れるレースは他に無いだろう。もちろん幸運であることもマスト。

そのRonde van Vlaanderenを記念して第1回Rapha Ride、Ronde van Vlaahanshinを兵庫県阪神にて行います。コースを60kmに凝縮したが、後半の30kmにはしっかりと16におよぶ坂を配置。その晩にプロ・プロトンが走り抜く坂の数と同じです。難易度もベルギーに匹敵するレベルです。

日程:2009年4月5日(日
時間:7:00AM集合、7:30AMスタート
場所:兵庫県芦屋市、西宮市、宝塚市周辺
距離:60 km
エントリー:¥0、ビブナンバーとアフタードリンクを希望される方は一人¥1,000
定員:先着50名
お問い合わせ:daisukeyano(@rapha.cc)
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だそうだ。

さぁ!

われらの島ではこれでどうだ、
「Ronde van Vlookunikourin」!
距離はたぶん80km前後、獲得標高は3.5km弱、mapとprofileを作ってみました。いつまでも続くアップダウンに急カーブの連続ではスピードは出せない、ただただタフなレイアウトです。前半山岳、後半平地のコントラストも魅力的か。このコースの問題点は、当然の自動車とグレーチング、もちろん水溜りや濡れた落ち葉は問題無いものとします。

Ronde van Vlaanderenが近づきつつあるので、やたらと盛り上がっております。あ~、楽しい。

・・ここにきて、あのバルベルデの問題が胸につかえておりますが・・

2009年4月1日

バス停の名前は地図にはないことも-メージャフ

島一番の観光地となっている水族館の近くです。やっぱり、いいよね、こういうの。

その前後のバス停は全く普通すぎて、ウチナーですらなさそうで、ギャップがすごい。

水族館は地理的には半島の先端近くにあって、その半島の地名も離島並みに面白いんです。あっ、もちろんフィクションじゃあないよ。念のため。